まだまだ捨てたモンじゃない
私は、昼食を近くのスーパーに買いに行きます。
そこのお弁当は、とても安くてボリューム満点だ。
先日も、いつものようにスタッフの自転車を借りてお買い物。
すると、いつもにもまして大混雑。
どうやら、前日に社長さんがニュースに出て、宣伝し、
尚且つ、広告にも載せたようだ。
私はカキフライ弁当をチョイスして、レジ待ちの最後尾に並ぶ。
その日の広告のイチオシ商品は、ビックリするくらい安く、
近所の奥様たち、定年したであろうご主人たちなど、多種多様だ。
しばらく並んでいると、下町特有のコミュニケーションが始まる。
「すごい並んどるね~。」
「ホントですね~。」
「今日は、めちゃめちゃ混んどるわ~。」
「広告載せたし、社長がテレビ出たらしいわ~!」
名古屋弁炸裂です。
すると、私の後ろの奥様が、ナイスな一言を言ってくれました。
「お兄ちゃん!弁当一つだで、前の人に入れてもらや~!」
「いやいや、ありがたいですけど、皆さん同じ条件ですから。」
と、私。今度は前のおじさんが、
「わしなんて、早く帰ってもやる事あらへんで、ええよ!」
「そんな、申し訳ないですから。」と返す私。
そのやりとりは、当然大きな声で、繰り広げられるので、
なんだかんだで、三人の方が順番を譲ってくれました。
レジを済ます頃に振り返り、私は、
「ありがとうございました。本当に助かりました!」
と、深々と頭を下げました。
その時食べた、カキフライ弁当は、ほんのり優しい味がしたような、
しないような・・・・・。
なんつって!
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